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地域のコンクール、二回目の参加

コンクール
03 /27 2016
お稽古に参加して 二年が過ぎた平成28(2016)年3月27日
北多摩二区吟剣詩舞道連盟の吟詠コンクール大会、二回目の参加。
私は 『山房春事』 吟番号110番、一般二部でした。

驚いたことに、青年・一般の参加者113名のうち
『山房春事』 を 選んだ人は 私の他一人しかいませんでした。
その方は一般三部で三位に入賞されました。

起句の 飛鴉 ひあ を ひあ と言ったつもりでも
ひやに聞こえてしまうため選ばれなかったようです。

岑 参 は715~770年、盛唐の時代に生きた人・・・
私は言葉数が少なく、息が続きそうだと思って選びましたが、
寂れた、かつての王家の庭で樹木だけが元気に育っている
風景が目に浮かぶようで、良い詩だと思っています。
一回目の参加では足がふるえましたが、そう言えば
二回目はふるえなかったな~と、嬉しく思いました。
転句の前半で音程が上ってしまったとのことです。

9月19日、選びぬかれた吟者たちの 全国決勝大会 が あり
みごとな吟を聴かせていただきましたが、句によって
もともと華やかさがある句と、そうでない句とがあり、
華やかな句の方が聴き映えがするかも?と思いました。
全国大会では 『山房春事』 を 吟じられた方が4名で
そのお一人が一般二部で6位に入賞されていました。

平成28年度の青年・一般の部 指定吟題は次の10句でした。 
・海南行     細川頼之
・桜祠に遊ぶ     広瀬旭荘
・花朝 澱江を下る       藤井竹外
・峨眉山月の歌       李白
・桑乾を渡る      賈島
・山間の秋夜      真山民
・諸生と月を見る      中江藤寿
・獄中の作      橋本左内              
・山房春事       岑 参
・中秋 月を見る       王 建




     【コンクール】
  地域のコンクールに初参加





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佐々友房の 『西南の役陣中の作』

日本の絶句
03 /25 2016
続絶句編 250
  2016年3月25日  『続絶句編』 84ページ

   西南の役陣中の作     佐々 友房
 雨は 戦袍を 撲ち 風 沙を 捲く
 江山 十里 両 三家 
 壮図 一蹶 窮無きの 恨み
 馬を 断橋に 立てて 落花を 看る


 せいなんのえき じんちゅうの さく   さっさ ともふさ
あめは せんぽうを うち かぜ すなを まく
こうざん じゅうり りょう さんか 
そうと いっけつ きわまり なきの うらみ
うまを だんきょうに たてて らっかを みる


テキストの通釈によると、
 ≪雨は激しく叩きつけるように着物に降りかかり、
 風も強く、砂を巻き上げるように吹いている。
 十里四方の江山の中に、わずか2~3軒の家が見えるばかり。
 壮大な計画も思い通りにならず、
 今、この地の戦に敗れて、限りない恨みが残る。 
 最後迄、ともに戦ってくれた馬を断橋に立てて、
 ただ落ち行く花を見るのである。≫

 ・・・とのことです。

先生のお話と日本吟剣詩舞振興会発行の『吟と舞』2016年6月号
 ≪剣舞 『西南の役陣中の作』の研究 ≫によりますと、
  佐々友房(1854~1906)は熊本藩士の家に生まれ、
  青春時代には維新の現実を目の当たりに見たが、
  明治7年、西郷隆盛らの征韓論が敗れると、
  友房は薩軍熊本隊の小隊長として西南の役に加わり、
  明治十年、田原坂の決戦に敗れて囚われた。
  
  この作品は、その時の戦場の激しさと敗北感を
  対比して訴えたもので、詩文の意味は
  『砂を吹き上げる激しい風や雨が軍服(戦袍)に降りかかり、
  山や川は見渡す限り荒れはてて、
  家も僅か2~3軒しか残っていない。
  征韓論といった大きな企ては挫折し、
  戦い(西南の役)にも敗れた現在、
  自分は壊れた橋のたもとで、馬上から花の散るのを見て
  無念の思いに打ち込んでいる』 というもの。

  ・・・とのことです。

     ◆  ◆  ◆

この詩を初めて見た時、馬を断橋に立てて、馬を谷に
突き落として、自分も死んでしまうのかと思いましたが、
落花を見る・・・で良かったとほっとしました。

江山 十里 両 三家 については、
戦いの場から逃れてたどり着いた、数軒の家しかない
のどかで静かな山里の風景を思い描いていました。
そうではなく、この山里が激しい戦いの場になって
わずか数軒の家しか残っていないほどだったとしたら、
この山里に住む人たちはどうなってしまったのでしょう?



 


    【日本の絶句】
   大窪 詩仏 の 『雲』     






    

 詩吟もえ子

お稽古に参加して六年目です。
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