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菅 茶山 の 『冬夜書を読む』

日本の絶句
08 /10 2017
絶句編テキスト

2017年8月10日 絶句編 44ページ  

    冬夜 書を 読む    菅 茶山 
 雪は 山堂を 擁して 樹影 深し 
 檐鈴 動かず 夜 沈々
 閑に 乱帙を 収めて 疑義を 思う
 一穂の 青燈 万古の 心
   
 とうや しょを よむ   かん ちゃざん
ゆきは さんどうを ようして じゅえい ふかし
えんれい うごかず よる しんしん
しずかに らんちつを おさめて ぎぎを おもう
いっすいの せいとう ばんこの こころ

テキストの通釈によると、
雪はこの山中の家を降りこめてしまい、
木々のたたずまいも深々としている。
軒端の風鈴もひっそりと動かず、
夜はしんしんと更けてゆく。
心静かに取り散らした書物を整理しながら、
読書中の疑問の意味を考えて
青白くともる燈火を見つめていると、
心は遠くはるかな聖賢の心(孔子や孟子の教えなど)に
通うように思われてくるのである

   ・・・とのことです。

先生のお話によると、
 擁  : すっぽりと包む。とりかこむ。埋める。
樹影深 : 木々のたたずまいが、深々としている。
   「影」は、姿。
檐 鈴 : 軒につるした風鈴。檐はのき・ひさし。
沈 々 : 深く静かなさま。夜の更けて行くさま。
乱 帙 : 取り散らした書物。
   「帙」は書物を包む覆い。厚紙に布を張って作る。
疑 義 : 疑わしい意味。「義」は、意味。
一 穂 : 燈火は先が尖って穂のようであるから、
   一つの燈を一穂という。
万 古 : 永久。永遠。遠くはるかな
      ・・・とのことです。





    【 日本の絶句 】
   菅 茶山 の 『生田に宿す』






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