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良寛 の 『 半 夜 』

日本の絶句
08 /24 2017
絶句編テキスト

2017年8月24日 絶句編 46ページ  

   半 夜    良 寛 
 首を 回らせば 五十 有余年 
 人間の 是非は 一夢の 中
 山房 五月 黄梅の 雨
 半夜 蕭々として 虚窓に 灑ぐ
   
 はんや   りょうかん
こうべを めぐらせば ごじゅう ゆうよねん
じんかんの ぜひは いちむの うち
さんぼう ごがつ こうばいの あめ
はんや しょうしょうとして きょそうに そそぐ


テキストの通釈によると、
過ぎし五十余年の生涯を顧みるとき、
人間社会のことは自分一人のことに限らず、
是も非も、善も悪も、すべて夢の中の
ことのようにしか感じられない。
夜中にただひとり、この山の庵に座して
物思いにふけっていると、五月雨が、
さびしく窓に降り注ぐことである

   ・・・とのことです。

先生のお話によると、
半 夜 : よなか。夜半。   
首 回 : 過ぎし日々をふり返る。
一 夢 : 『一場の夢』と同じ。
山 房 : 山の庵。越後(新潟県)西蒲原郡
   国上山の五合庵をさす。47才で、諸国行脚の旅から
   故郷に帰って、13年間、ここに住んだ。
黄梅雨 : 五月雨に同じ。梅の実が黄色に
   熟すころに降る雨。
蕭 々 : ものさびしいこと。雨や木の葉が
   降り注ぎ、舞い散るさま。
虚 窓 : 誰もおらず、がらんとした部屋。
      ・・・とのことです。




    【 日本の絶句 】
   良寛 の 『時に憩う』






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