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白 居易 の 『 村 夜 』

中国の絶句
09 /08 2017
続絶句編 250  
 2017年9月8日 続絶句編 148ページ

   村 夜   白 居易
 霜草 蒼々として 虫 切々
 村南 村北 行人 絶ゆ
 独り 門前に 出でて 野田を 望めば 
 月 明らかにして 蕎麦 花 雪の 如し


 そんや  はく きょい
そうそう そうそうとして むし せつせつ
そんなん そんぼく こうじん たゆ
ひとり もんぜんに いでて やでんを のぞめば
つき あきらかにして きょうばく はな ゆきの ごとし

◆テキストの通釈によると、
生気を失った霜枯れの草は茂り、
虫がしきりに鳴いている。村の南も、
村の北も、道行く人の姿は途絶えた。
ひとり門前に出て、野の中にある田を眺めると、
清やかな月明りのもとに、そばの花が
雪のように白く咲いている

    ・・・とのことです。

先生のお話によると、    
母が亡くなり、白 居易(772~846)が故郷に戻って
喪に服していた43才の時に作った詩である。

白 居易は、29才で進士に合格、高級官僚と
なったが、44才で、武元衡の暗殺をめぐって、
江州(現江西省九江市)の司馬に左遷される。
この時、白居易と親しかった元槇によって
白居易を案じて作られた詩が、絶句扁135頁の
『白楽天の江州司馬に左降せらるるを聞く』である。

     ◆  ◆  ◆

村 夜 : ここでは、渭北(渭水の北にある陝西省下邽)の
   村の夜の光景をさす。
霜 草 : 霜にうたれた草。
蒼 々 : 生気を失ったままの草が茂ること。
   蒼 : あおい、年老いたという意味合いがある。
行 人 : 道を行く人。
蕎 麦 : そば。夏から秋にかけて白い花が咲く。
   この花を歌った詩はめずらしい
        ・・・とのことです。     





  【 中国の絶句 】
 白 居易 の 『 春 風 』







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