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王 安石 の 『 梅 花 』

中国の絶句
01 /12 2018
続絶句編 250  
 2018年1月12 続絶句編 163ページ

   梅 花   王 安石
 牆角 数枝の 梅
 寒を 凌いで 独り 自から 開く
 遥かに 知る 是れ 雪ならざるを
 暗香の 来る 有るが 為なり 


 ばい かく     おう あんせき
しょうかく すうしの うめ
かんを しのいで ひとり おのずから ひらく
はるかに しる これ ゆきならざるを
あんこうの きたる あるが ためなり

◆テキストの通釈によると、
垣根の隅のところに、梅の枝が数本出ている。
その梅は寒さをものともせず、他の花に先駆けて、
ひとり花を咲かせている。遠くから見ると雪のようだが、
雪でないことがわかる。それは、どこからともなく
花の香りが漂って来るからである

    ・・・とのことです。

先生のお話によると、    
王 安石(1021~1086)は、北宋の政治家・詩人であり、
地方官を歴任していたが、神宗によって抜擢され、
宰相ともなり、政治改革にあたって新法を実施して、
財政の建て直しなどに実績をあげたが、
特権階級の利益を侵す事となり、司馬光を
中心とする保守派の反撃や諫言によって失脚。
息子の死などもあり、56才で隠棲生活を送った。  

牆 角 : 垣根の隅。
寒 凌 : 寒さをものともせず。
暗 香 : 目に見えない香り。暗=闇
     どこからともなく(遠くから)漂って来る香り。
      
         

★ 梅の花の気高さを詠んでいるこの詩は、
  鍾山近くで隠棲していた折のものかとも思われるが
  はっきりとは作詩された時期は分からない
       ・・・とのことです。





     【 中国の絶句 】
  王 安石 の 『 夜 直 』







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