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王 昌齢 の 『 出塞行 』

中国の絶句
01 /26 2020
絶句編テキスト
2020年1月26日 絶句編 115ページ  

   出塞行       王 昌齢 
 
 白草 原頭 京師を 望めば
 黄河 水 流れて 尽くる 時 無し
 秋天 曠野 行人 絶ゆ
 馬首 東来 知んぬ 是 誰ぞ

   
 しゅっさいこう   おう しょうれい
はくそう げんとう けいしを のぞめば
こうが みず ながれて つくる とき なし
しゅうてん こうや こうじん たゆ
ばしゅ とうらい しんぬ これ たれぞ

テキストの通釈によると、
白草の生い茂る原野に立ち、
なつかしい都の方を望み見る。
だが、都は見えるはずもなく、ただ黄河の水が
西から東へ流れ去って尽きる時もない。
秋空のもと果てしなく広がる原野には、
往き来する人影も絶えた。と折しも、
馬首を東に向け都の方へ行く者が見えた。
いったいあれは誰であろうか
 
     ・・・とのことです。

先生のお話によると、
王 昌齢(698~755)は、727年に進士となり、秘書省の校書郎から
汜水の県尉(警察官)となったが、奔放な生活ぶりで
江寧(こうねい:現在の南京)の丞から竜標の尉に左遷された。
その後、安禄山の乱の時に官を辞して故郷(長安)に帰るが、
58才位で、長安の刺史の閭丘暁(りょきゅうぎょう)に憎まれて殺された。

出塞行 : 楽府題。辺塞守備兵の辛苦を述べる。
   辺塞は、辺境の地にあるとりで。
白草原頭 : 白草の生い茂っている原野の辺り。
   所在ははっきりしない。砂漠には白い草が見られる。
京 師 : 都。長安をさす。
曠 野 : 何もない広々した野原。
行 人 : 旅ゆく人。
馬首東来 : 馬の首を東に向ける。『来』は助字で
   「来る」という意味ではなく東に向けるの意。
知是誰 : 誰であるかわからない。『知』は、
   疑問詞(誰)の上につくと「不知」(知らず)の意となる。
    
     ★  ★  ★

★楽府題には、○○行、○○詞、○○歌・・などがある
     ・・・ とのことです。



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