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廬 僎 の 『 南楼の望 』

中国の絶句
12 /16 2016
 続絶句編 250 中国絶句編
 ◆いよいよ『続絶句編』の後半、中国の絶句編に入りました。 

     2016年12月16日 続絶句編 115ページ

   南楼 の 望     盧 僎
 国を 去って 三巴 遠し
 楼に 登る 万里の 春
 心を 傷ましむ 江上の 客
 是れ 故郷の 人ならず

   
  なんろうの ぼう     ろ せん
くにを さって さんぱ とおし    
ろうに のぼる ばんりの はる
こころを いたましむ こうじょうの かく
これ こきょうの ひとならず



テキストの通釈によると、
≪長安の都を去って、遠い三巴の地の旅人になった。
たまたまこの南楼に登って見ると、あたりは春たけなわである。
だが、川のほとりの楼にたたずむ私の心は痛むのだ。
私はこの土地の人ではないのだから≫


★先生のお話 に よると、
盧 僎 は、初唐の詩人で生没年は不詳。
唐の中宗(四代)の頃まで生きていたと思われる。
河南省臨漳県で集賢院学士に抜擢された。
尚書省吏部員外郎という役職。

三巴は四川省をさす。長江が重慶の東南で、
三つに折れ曲がって巴の字の形をなすので、三巴という。
また、蜀の巴郡・巴東・巴西の三郡を合わせたものともいう。

盧 僎 の詩は、14首 残っている。
『南楼 の 望』 は 四川省に左遷された時の詩
・・・とのことです。



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