FC2ブログ

張 敬忠  『 辺 詞 』

中国の絶句
12 /24 2016
 続絶句編 250  
 2016年12月23日 続絶句編 116ページ

   辺 詞     張 敬忠
 五原の 春色 旧来 遅し
 二月 垂楊 未だ 糸を 挂けず
 即今 河畔 氷 開くの 日
 正に 是れ 長安 花 落つるの 時

     へんし       ちょう けいちゅう
     ごげんの しゅんしょく きゅうらい おそし    
     にがつ すいよう いまだ いとを かけず
     そくこん かはん こおり ひらくの ひ
     まさに これ ちょうあん はな おつるの とき



テキストの通釈によると、
 五原あたりの春は、もともと遅い。
 しかし、もう旧暦の二月だというのに、
 しだれ柳は芽吹きもしない。
 今は、黄河のほとりの氷は溶けたが、
 都の長安では、ちょうど花が散るころだ。


先生のお話 に よると、
 辺詞とは辺境の地を詠んだ歌で、辺塞詞ともいう。
 張 敬忠 は、初唐の詩人で生没年は不詳。
 則天武后(女帝)の信任の厚かった
 張 仁原 のもとで仕え、功績をあげた。
 平盧節度使(内蒙古一帯を治める地方長官)となった
 張 仁原に従い、五原に赴いた時に
 この詩を詠んだと思われる。
 後に、張 敬忠は、官吏の任命などを行なう
 吏部郎中(次官)に抜擢された。
 張 敬忠の詩は2首残っている
 ・・・とのことです。

★私は中国の歴史についてはほとんど知らないので
 中国の絶句に入るのを楽しみにしていました。
 則天武后 という人物がいて、
 中国でただ一人の女帝であったことも知りませんでした。
 これから どのような人物や出来事、
 漢詩が出てくるのか、楽しみです。



   【 中国の絶句 】
 盧 僎  『 南楼の望 』 


     






スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

 詩吟もえ子

お稽古に参加して七年目です。
皆さまもご一緒にいかがですか?