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崔 恵童 の 『同前に和し奉る』

中国の絶句
02 /19 2017
続絶句編 250  
 2017年1月20日 続絶句編 119ページ

   同前に和し奉る       崔 恵童
 一月 主人 笑うこと 幾回ぞ
 相 逢い 相 値うて 且く 杯を 銜む 
 眼に 看る 春色 流水の 如し 
 今日の 残花 昨日 開く

     どうぜんに わし たてまつる       さい けいどう
     いちげつ しゅじん わろうこと いくかいぞ    
     あい あい あい おうて しばらく はいを ふくむ
     めに みる しゅんしょく りゅうすいの ごとし
     こんにちの ざんか さくじつ ひらく


テキストの通釈によると、
  この城東荘の主人は、1ヶ月に笑うことがいったい何回あるだろうか。
  だから、こうした出会いでは、しばらく酒を飲んで楽しもう。
  眼前にある春の景色は、流水のようにどんどん過ぎ去って行く。
  今日、枝に少し残っている花は、きのう開いたばかりの花なのだ。


先生のお話 に よると、
  崔 恵童 は、玄宗皇帝の娘 晋国公主 と結婚。
  城東の荘 玉山草堂 の主人であり、前ブログ
  『城東の荘に宴す』 の作者・崔 敏童 の 従兄弟または兄弟。
  《唐詩選》の中で、『同前に和し奉る』 は
  『城東の荘に宴す』 を受ける形で載っている和詩である。
  崔 恵童 は、崔 敏童 より年上であり、
  身内に 奉る とすることはないため、この題名は
  後世の人がつけたと思われる・・・とのことです。

★玄宗皇帝の娘と結婚し、別荘も持ち、恵まれていると
 思われる作者が、一ヶ月に笑うことが幾回かしかない
 というのは、不幸せな生活なのでしょうか? 
 それとも、幸せな暮らしぶりではあるけれど、
 『城東の荘に宴す』 で、美酒を買って飲むのに
 金が無いなどと言い訳しないでくれ・・・と
 詠んだお客さまへの配慮からなのでしょうか?
 
   

  【 中国の絶句 】
 崔 敏童 の 『城東の荘に宴す』 






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