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王 昌齢 の 『 閨 怨 』

中国の絶句
03 /11 2017
続絶句編 250  
 2017年3月3日 続絶句編 124ページ

   閨 怨    王 昌齢
 閨中の 少婦 愁いを 知らず
 春日 妝を 凝らして 翠楼に 上る 
 忽ち 見る 陌頭 楊柳の 色 
 悔ゆらくは 夫壻をして 封侯を 覓めしめしを

    けいえん    おう しょうれい
     けいちゅうの しょうふ うれいを しらず    
     しゅんじつ よそおいを こらして すいろうに のぼる
     たちまち みる はくとう ようりゅうの いろ
     くゆらくは ふせいをして ほうこうを もとめしめしを


テキストの通釈によると、
ねやの中の若妻は、何の愁いもない。
ある春の日、お化粧を念入りにして、二階に上がり、
ふと、道のほとりの柳が青々としているのを見て、
急に夫が恋しくなり、夫に出征して手柄をたてて
大名になって、と勧めたことを後悔している。


先生のお話によると、
  閨怨とは、夫や愛人に見捨てられた女性のひとり寝のうらみだが
  ここでは『愁いを知らず』と逆手にとった言い方をしていて
  普通の閨怨詩とはやや違う。

  閨室とは、女性の寝室。 少婦とは、若い妻のこと。
  翠楼は、婦人の住居を形容した言い方で、上流階級の住居。
  陌頭は、道のほとり。 陌は、あぜみち。
  楊柳は、中国では別れのシンボルである。  
  覓めめしを は、 覓めめしを

  ・・・とのことです。



  【 中国の絶句 】
 王 昌齢 の 『西宮秋怨』 








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