FC2ブログ

李 白 の 『 山中問答 』

中国の絶句
06 /09 2017
続絶句編 250  
 2017年6月9日 続絶句編 135ページ

   山中問答   李 白
 余に 問う 何の 意あってか 碧山に 棲むと 
 笑って 答えず 心 自から 閑なり
 桃花 流水 杳然として 去る
 別に 天地の 人間に 非ざる 有り

    さんちゅうもんどう
  り はく
よに とう なんの い あってか へきざんに すむと
わらって こたえず こころ おのずから かんなり
とうか りゅうすい ようぜんとして さる
べつに てんちの じんかんに あらざる あり


テキストの通釈によると、
ある人が、私にどんな気持で緑深い山に住むのかと聞く。
だが私は、そんな問いには笑って答えない。
私の心はのどかである。
流れに散って浮かぶ桃の花が、遥かに流れ去っていくが、
ここは、俗世間と違う別世界なのである。


先生のお話によると、この詩は、
李白が53才、または36才の時の作かはっきりしていない。
李白は、若い頃から仙人にあこがれていたが、
最後まで、隠者にも仙人にもなれず、
俗世間の中で死んでいった。けれども、後世には
≪詩仙≫と呼ばれるようになった。

桃花流水とは、流れに散って浮かぶ桃の花をさし、
理想郷のシンボル・桃源郷を暗示している。

田園詩人といわれた 陶淵明は、
40代で役人をやめて故郷に帰り、
427年に没しているが、
『桃花源記』の中で、俗世間を離れた
別天地として≪桃源郷≫について述べている。






  【 中国の絶句 】
 李 白 の 『越中覧古』 







スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

 詩吟もえ子

お稽古に参加して七年目です。
皆さまもご一緒にいかがですか?